結納・結納返しの手順

  同時返しの手順  (結納金の額を女性側が知っている場合)

  同時返しで、結納結納返しを 同時に飾る 場合の手順です。
  「小袖料が50万円、家内喜多留が5万円」など、結納金の内容を女性側が知っている場合は、結納と結納返しを同時に飾ることが出来ます。 (結納金のお返しとして包む金額を、女性側があらかじめ準備することができます)。
  ⇒ 【  結納返しと金額の詳細についてはコチラを参照  】

  ⇒ 【 一般的な同時返し(事前に結納金の内容がわからない) はこちら 】

  あいさつの手順

男性側 女性側
@到着   女性宅(または料亭など)へ到着したら父親が先頭で入ります。
  挨拶は、御両親・本人とも
    「おめでとうございます」 または、
    「本日はおめでとうございます」
  と言います。
  (両家のお祝いなので、「こんにちわ」ではなく「おめでとうございます」と言います)
  お菓子などの手土産を持参した場合は、玄関で渡します。
  受書を男性側で用意してきた場合は、「挨拶のときにお渡し下さい」と言って、受書を女性側へ渡します。
  玄関にて出迎えます。
  挨拶は、御両親・本人とも
    「おめでとうございます」 または、
    「本日はおめでとうございます」
  と言います。
  (両家のお祝いなので、「こんにちわ」ではなく「おめでとうございます」と言います)
  男性側を客間へ案内します。

  ホテル・料亭などで行なう場合は、部屋への誘導は会場スタッフの方が行ないますが、本来は女性宅へ来て頂くべき事なので、できれば女性側が先に到着し男性側を出迎える形が望ましいです。
A結納を飾る   主に両親と仲人(仲人がある場合)で飾ります。
  結納は両親と仲人が主役なので、男性本人は荷物運びと飾る手伝いの担当です。
  飾りつけ完了したら、父親が「飾りつけが整いましたので、御挨拶をさせて頂きます」と女性側へ合図をします。
  男性側が結納を飾り始めてから、女性側も飾り始めます。
  先に飾っておいたり、男性側より早く飾り始めるのは、結納を催促している意味になり良くありません。

  受書を男性側に用意して頂いた場合は、中身の女性側氏名の下に印鑑を押しておきます。
  (受書は、結納を受け取った領収証なので、男性側で用意して頂いた場合は、必ず女性側で「受け取った印」を加えてから渡します。女性側で受書を用意した場合は、印鑑を押す必要はありません。)
B着座   座布団に座ります。
  両家が座ったら、全員が座布団を外し(各自の背後へ置きます)、扇子を手前に置きます。
  座布団を外し、扇子を置くことが、「これから挨拶をはじめます」という合図になります。
  ⇒ 【  扇子の使い方はコチラを参照  】

  洋室の場合は、扇子を机の上に置きます。
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  座布団に座ります。
  受書がある場合は、挨拶時に手渡しやすいよう、父親の横に置いておきます。
  両家が座ったら、全員が座布団を外し(各自の背後へ)、扇子を手前に置きます。
  ⇒ 【  扇子の使い方はコチラを参照  】

  洋室の場合は、扇子を机の上に置きます。
C男性側挨拶   男性側全員が両手をついて頭を下げます。
  頭を下げたまま、父親が口上を述べます。
  (仲人がある場合は、仲人が述べます)
  述べ終わったら、全員が頭を上げます。

  口上:
  「本日はお日柄も良くおめでとうございます。婚約のお印(しるし)として結納品を持参いたしました。なにとぞ幾久(いくひさ)しくご受納(じゅのう)下さい。」
  正座のまま、男性側の挨拶を静かに聞きます。
D女性側挨拶   正座のまま、女性側の挨拶を静かに聞きます。

  受書を頂いた場合は、父親の横に置きます。
  女性側全員が両手をついて頭を下げます。
  頭を下げたまま、父親が口上を述べます。
  まず、結納を頂いた御礼の口上を述べ、受書がある場合は受書を渡し、その後に続けて、結納返しの口上を述べます。
  述べ終わったら、全員が頭を上げます。

  口上:
  「ありがとうございます。幾久しく(いくひさしく)お受けいたします。」
  受書がある場合は、続けて、「こちらは受書でございます。お納め下さい」と言って、受書を男性父へ手渡します。

  続けて、結納返しの口上を述べます。
  「結構な御結納の品々を頂きましてありがとうございました。本日は吉日の故、御引出結納(おひきでゆいのう)の品を持参いたしました。なにとぞ幾久(いくひさ)しくご受納(じゅのう)下さい。」
(「返す」という言葉を避け、「御引出結納(おひきでゆいのう)」と言います)
E女性側挨拶   男性側全員が両手をついて頭を下げます。
  頭を下げたまま、父親が口上を述べます。
  述べ終わったら、全員が頭を上げます。

  口上:
  「ありがとうございます。幾久しく(いくひさしく)お受けいたします。」
  正座のまま、男性側の挨拶を静かに聞きます。
F終了の挨拶   全員が手をついて頭を下げ、終了の挨拶をします。
  「本日はどうもありがとうございました。」

  以上で儀式は終了です。
  全員が手をついて頭を下げ、終了の挨拶をします。
  「本日はどうもありがとうございました。」
  (男性側と同時に言います)

  以上で儀式は終了です。
結納に指輪記念品がついている場合は、引き続き、記念品の交換を行なうと、より感動的になります。

G  記念品の交換

  男性側父親:「引き続きまして、記念品の交換 をさせて頂きます。息子とお嬢さんは前に出てください」
  二人が結納の前に出て、男性は、指輪を女性の指にはめ、お返しに、女性は記念品(タイピンや時計)を男性に付けます。   (この場面で記念写真を撮る方も多いです)

  ⇒ 【 詳しい手順はこちら 】
振袖を着て、自宅の和室にて結納の挨拶を行なった場合は、屠蘇器を用意して固めの杯(さかずき)を行なうと、さらに感動的になります。

H  固めの杯(さかずき)

  女性側父親:「婚約を祝いまして娘○○より、固めの杯(さかずき)をさせて頂きます。」
  女性本人が、屠蘇器を運び、
  男性側父→〃母→〃本人→女性側父→〃母 の順に、一礼をして、杯のお酒を飲んで頂きます。

  ⇒ 【 詳しい手順はこちら 】
これにて挨拶儀式は終了です。
通常は、この後、桜茶梅昆布茶にて一服し、食事をしてお開きとなります。

休憩、  食事、  帰り支度
男性側 女性側
I休憩   足をくずして休憩します。
  通常は、ここでお茶・お菓子を出されて一服します。

  干菓子など、自分のお茶菓子が余った場合は、懐紙に包んで持ち帰るのがマナーです。

  ⇒ 【 かんたんな お茶の作法 は こちら 】
  母親本人は、お茶とお菓子を出します。
  父親のみ、男性側の御相伴として一緒にお茶を頂きます。
  母親と本人は食事や移動の支度をします。

  料亭などで挨拶を行なった場合は、食事の用意が整うまで、男性側と一緒に休憩します。

  ⇒ 【 お茶・お菓子の準備 について詳細はこちら 】
J食事   結婚式など今後の予定について、両家で打ち合わせる必要がある場合は、食事をしながら決めておくと、今後の準備がスムーズです。   食事は、結納を持参して頂いたお礼として女性側がもてなす意味があります。
  外食の場合は特に、女性側で食事の進行を気配りするよう心がけましょう。
  ⇒ 【 食事 について詳細はこちら 】
K帰り支度   頂いた結納返しを片付けて持ち帰ります。   結納の挨拶を自宅以外で行なった場合は、頂いた結納を片付けて持ち帰ります。

  受書を用意した場合で、準備の都合により結納の挨拶の中で受書を渡せなかった場合は、帰りがけに、「受書でございます。お納め下さい」と言って渡します。

  帰り際に、男性側へ結納引出物(手土産)を手渡します。
  ⇒ 【 結納引出物 について詳細はこちら 】