お茶・お菓子、湯のみ・茶托・銘々皿 の準備
自宅で結納を受ける場合は、女性側は、お茶とお菓子を準備します。
結納返し・養子の結納を受ける場合は、男性側が お茶とお菓子を準備します。
慶事なので、お祝いに適した(縁起の良い)図案のものを用います。
湯呑 は 蓋付き を用い、茶托 に載せます。 お菓子は 銘々皿 に載せます。
1. お茶の準備
「桜茶」 または 「梅昆布茶」 または 「昆布茶」 を用います。
季節感を考えると、冬の終わり頃〜春は「桜茶」、それ以外の季節は「梅昆布茶」「昆布茶」が良いでしょう。
春以外で「桜茶」を用いても構いません。
「桜茶」「梅昆布茶」「昆布茶」はお茶屋さんで売っています。
「桜茶」は花1〜2輪分を一人分として湯呑に取り、お湯を注ぎます。
「梅昆布茶」「昆布茶」は、「一人分スプーン1杯」など容器に書いてありますので参考にして作ります。一人分づつ小分けされたものもあります。
当日ちょうど良い塩味でお出しできるよう、事前に作ってみて、茶の量・湯量の目安を確かめておくことをオススメします。
なお、ビン入りや缶入りの物は、かなり余ると思います。余った分は、本来の使い方以外に、料理の調味料としても利用できます。 「昆布茶」「梅昆布茶」はそのまま料理のダシとして使うと重宝します。「桜茶」は、ご飯を炊くときに一緒に入れると「桜ご飯」が出来ます。
季節感を考えると、冬の終わり頃〜春は「桜茶」、それ以外の季節は「梅昆布茶」「昆布茶」が良いでしょう。
春以外で「桜茶」を用いても構いません。
「桜茶」「梅昆布茶」「昆布茶」はお茶屋さんで売っています。
「桜茶」は花1〜2輪分を一人分として湯呑に取り、お湯を注ぎます。
「梅昆布茶」「昆布茶」は、「一人分スプーン1杯」など容器に書いてありますので参考にして作ります。一人分づつ小分けされたものもあります。
当日ちょうど良い塩味でお出しできるよう、事前に作ってみて、茶の量・湯量の目安を確かめておくことをオススメします。
なお、ビン入りや缶入りの物は、かなり余ると思います。余った分は、本来の使い方以外に、料理の調味料としても利用できます。 「昆布茶」「梅昆布茶」はそのまま料理のダシとして使うと重宝します。「桜茶」は、ご飯を炊くときに一緒に入れると「桜ご飯」が出来ます。
2. お菓子の準備
お菓子は 干菓子(ひがし) を用います。 銘々皿にのせてお客様に出します。
饅頭や羊羹などの生菓子は 「切って食べる」 ので、結納の席では用いません。
( 切る、分かれる などにつながる物を避けます )
干菓子は日持ちがするので、早めに買って準備しておくことができて便利です。
「鶴」「亀」「松葉」「竹」「梅」 など 縁起物 をかたどった お祝い用の干菓子 が、和菓子店にありますので、購入します。
割れやすいので、万が一のために1〜2個余分に用意しておくと良いです。
購入した干菓子に 懐紙 や 厚紙 が付いている場合は、懐紙と厚紙ごと銘々皿にのせます。
(懐紙は、食べ残した干菓子を、お客様が包んで持ち帰るために使います)。
饅頭や羊羹などの生菓子は 「切って食べる」 ので、結納の席では用いません。
( 切る、分かれる などにつながる物を避けます )
干菓子は日持ちがするので、早めに買って準備しておくことができて便利です。
「鶴」「亀」「松葉」「竹」「梅」 など 縁起物 をかたどった お祝い用の干菓子 が、和菓子店にありますので、購入します。
割れやすいので、万が一のために1〜2個余分に用意しておくと良いです。
購入した干菓子に 懐紙 や 厚紙 が付いている場合は、懐紙と厚紙ごと銘々皿にのせます。
(懐紙は、食べ残した干菓子を、お客様が包んで持ち帰るために使います)。
3. 茶托・銘々皿・湯呑 の準備
湯呑 はフタ付き で、茶托 にのせて出します。
銘々皿 は、お菓子をのせる皿です。
茶托、銘々皿 は、図案の揃ったもの を用意します。
それぞれ、できるだけ慶事にふさわしい、おめでたい図案のものが良いです。
一般的な 湯呑、茶托、銘々皿は、それぞれ5個で1セットになっています。
それぞれの両親と本人が参加して結納を行なう場合、人数は合計6人となりますが、道具は 5人分(1セット)で足ります。
普通、「6人分必要」と思いがちですが、実際にはお母様と女性本人は給仕役をするので、座ってお茶をいただくのは男性側3人と女性側の父親だけです。
結納返し ・ 養子の結納 の場合も、男性側の母親は給仕係となるので、5人分で足ります。
「合計6人だから、1個足りない」と思って、あわてて買い足す必要はありません。
茶托・銘々皿・フタ付き湯呑をお持ちで無い場合は、是非、新しいものを一揃い購入されると良いと思います。
必ず慶事に使うので、できるだけ高級感があり、お祝い用の図案のものをお選び下さい。
結納で使った後、嫁入り道具の一つとして女性本人に使って頂くと、大変縁起が良いです。
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4. お茶を出すタイミング
お茶を出すタイミングは、結納の挨拶が済んだ後 をおすすめします。
挨拶をする前 は、両家の父親は 口上 を暗記して 集中している場合が多いので、挨拶終了まではできるだけ中断しないほうが、 気持ちが楽 です。
また、お茶を出して男性側が休憩している間に、女性側は、食事の準備 や(料亭などへ)外出する準備 を落ち着いて整えることができます。
暑い夏などは、喉が渇くので、到着したら 先に 冷たいお茶 などを出してもかまいません。
挨拶の前と後で 2回 お茶を出しても大丈夫です。
決まりはありませんので、快適に行なえるよう柔軟にお考え下さい。
5. お茶・お菓子の出し方、いただき方 (作法)
出し方
出す順番は、先に 「お菓子」、次に 「お茶」 です。
「おしぼり」を出す場合は、最初におしぼりを出しますので、「おしぼり」→「お菓子」→「お茶」の順になります。
- おしぼりを出す場合は、先におしぼりを出します。
- 銘々皿 にのせた 干菓子 を出します。
- お茶 は、茶托と湯呑を別々にして お盆にのせて運びます(湯呑を茶托にのせた状態では運びません)。
茶托 が複数の場合は、重ねてお盆にのせます。
- お盆のまま お客様の前まで運び、茶托 を置き、その上に 湯呑 を置きます。
※ 茶托にのせた湯呑、銘々皿にのせた干菓子 を、直接 畳の上に置きます。
※ お茶 も お菓子 も、出すときは必ず 両手で持って 出します。
お客様の手前に まずお盆を置き、 銘々皿・茶托・湯呑を 両手で持ち上げます。
持つときは、 「お客様から遠い方の手で持ち、もう片方の手を添える」ようにします。
※ 置く位置は、お客様から見て、お茶が右、お菓子が左です。
頂き方
- まず、向き合う相手方に挨拶をします。
「いただきます。」「ちょうだいします。」など。
- 先に干菓子をいただきます。
干菓子は懐紙の上で一口分を割ってから食べます。
慶事用の鶴や亀の干菓子など、最初から一口サイズのものはそのまま食べます。
なお、茶道の作法では先にお菓子を全て頂いてからお茶を飲みますが、結納の席では、そこまで厳密にする必要はありません。あくまでお茶とお菓子は「話をしてくつろぐためのお供」なので、お菓子を食べ、お茶をのみ、またお菓子を食べ・・・という具合で良いと思います。
- お茶をいただきます。まず、茶托ごと手前に引き、飲みやすい位置に移動します。
- 左手で茶托を持ち、湯呑の蓋を右手でつまみ、ふたの内側のしずくを茶碗の中に落とします。
- そのあと湯呑の蓋を裏返し、残ったしずくが垂れないようにしながら茶托の右下(茶托と畳の間)に差し込みます。
- 左手で茶托を押さえながら右手で湯呑を持ち上げ、次に左手を湯呑の下に添えながらお茶を飲みます。
- お茶を全て飲み終わったら、逆の手順で蓋を戻します。
- 口紅が湯呑についたら、指先でそっと拭い取ります。
- 干菓子を食べ残したら、懐紙に包んで持ち帰ります。懐紙が無い場合はハンカチ・ティッシュ等で包みます。
正式には懐紙の包み方の作法がありますが、くしゃくしゃと汚い包み方でなければどのような包み方でも大丈夫です。
湯呑 はフタ付き で、茶托 にのせて出します。
銘々皿 は、お菓子をのせる皿です。
茶托、銘々皿 は、図案の揃ったもの を用意します。
それぞれ、できるだけ慶事にふさわしい、おめでたい図案のものが良いです。
一般的な 湯呑、茶托、銘々皿は、それぞれ5個で1セットになっています。
それぞれの両親と本人が参加して結納を行なう場合、人数は合計6人となりますが、道具は 5人分(1セット)で足ります。
普通、「6人分必要」と思いがちですが、実際にはお母様と女性本人は給仕役をするので、座ってお茶をいただくのは男性側3人と女性側の父親だけです。
結納返し ・ 養子の結納 の場合も、男性側の母親は給仕係となるので、5人分で足ります。
「合計6人だから、1個足りない」と思って、あわてて買い足す必要はありません。
茶托・銘々皿・フタ付き湯呑をお持ちで無い場合は、是非、新しいものを一揃い購入されると良いと思います。
必ず慶事に使うので、できるだけ高級感があり、お祝い用の図案のものをお選び下さい。
結納で使った後、嫁入り道具の一つとして女性本人に使って頂くと、大変縁起が良いです。
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お茶を出すタイミングは、結納の挨拶が済んだ後 をおすすめします。
挨拶をする前 は、両家の父親は 口上 を暗記して 集中している場合が多いので、挨拶終了まではできるだけ中断しないほうが、 気持ちが楽 です。
また、お茶を出して男性側が休憩している間に、女性側は、食事の準備 や(料亭などへ)外出する準備 を落ち着いて整えることができます。
暑い夏などは、喉が渇くので、到着したら 先に 冷たいお茶 などを出してもかまいません。
挨拶の前と後で 2回 お茶を出しても大丈夫です。
決まりはありませんので、快適に行なえるよう柔軟にお考え下さい。
挨拶をする前 は、両家の父親は 口上 を暗記して 集中している場合が多いので、挨拶終了まではできるだけ中断しないほうが、 気持ちが楽 です。
また、お茶を出して男性側が休憩している間に、女性側は、食事の準備 や(料亭などへ)外出する準備 を落ち着いて整えることができます。
暑い夏などは、喉が渇くので、到着したら 先に 冷たいお茶 などを出してもかまいません。
挨拶の前と後で 2回 お茶を出しても大丈夫です。
決まりはありませんので、快適に行なえるよう柔軟にお考え下さい。
5. お茶・お菓子の出し方、いただき方 (作法)
出し方
出す順番は、先に 「お菓子」、次に 「お茶」 です。
「おしぼり」を出す場合は、最初におしぼりを出しますので、「おしぼり」→「お菓子」→「お茶」の順になります。
- おしぼりを出す場合は、先におしぼりを出します。
- 銘々皿 にのせた 干菓子 を出します。
- お茶 は、茶托と湯呑を別々にして お盆にのせて運びます(湯呑を茶托にのせた状態では運びません)。
茶托 が複数の場合は、重ねてお盆にのせます。
- お盆のまま お客様の前まで運び、茶托 を置き、その上に 湯呑 を置きます。
※ 茶托にのせた湯呑、銘々皿にのせた干菓子 を、直接 畳の上に置きます。
※ お茶 も お菓子 も、出すときは必ず 両手で持って 出します。
お客様の手前に まずお盆を置き、 銘々皿・茶托・湯呑を 両手で持ち上げます。
持つときは、 「お客様から遠い方の手で持ち、もう片方の手を添える」ようにします。
※ 置く位置は、お客様から見て、お茶が右、お菓子が左です。
頂き方
- まず、向き合う相手方に挨拶をします。
「いただきます。」「ちょうだいします。」など。
- 先に干菓子をいただきます。
干菓子は懐紙の上で一口分を割ってから食べます。
慶事用の鶴や亀の干菓子など、最初から一口サイズのものはそのまま食べます。
なお、茶道の作法では先にお菓子を全て頂いてからお茶を飲みますが、結納の席では、そこまで厳密にする必要はありません。あくまでお茶とお菓子は「話をしてくつろぐためのお供」なので、お菓子を食べ、お茶をのみ、またお菓子を食べ・・・という具合で良いと思います。
- お茶をいただきます。まず、茶托ごと手前に引き、飲みやすい位置に移動します。
- 左手で茶托を持ち、湯呑の蓋を右手でつまみ、ふたの内側のしずくを茶碗の中に落とします。
- そのあと湯呑の蓋を裏返し、残ったしずくが垂れないようにしながら茶托の右下(茶托と畳の間)に差し込みます。
- 左手で茶托を押さえながら右手で湯呑を持ち上げ、次に左手を湯呑の下に添えながらお茶を飲みます。
- お茶を全て飲み終わったら、逆の手順で蓋を戻します。
- 口紅が湯呑についたら、指先でそっと拭い取ります。
- 干菓子を食べ残したら、懐紙に包んで持ち帰ります。懐紙が無い場合はハンカチ・ティッシュ等で包みます。
正式には懐紙の包み方の作法がありますが、くしゃくしゃと汚い包み方でなければどのような包み方でも大丈夫です。
「おしぼり」を出す場合は、最初におしぼりを出しますので、「おしぼり」→「お菓子」→「お茶」の順になります。
- おしぼりを出す場合は、先におしぼりを出します。
- 銘々皿 にのせた 干菓子 を出します。
- お茶 は、茶托と湯呑を別々にして お盆にのせて運びます(湯呑を茶托にのせた状態では運びません)。
茶托 が複数の場合は、重ねてお盆にのせます。 - お盆のまま お客様の前まで運び、茶托 を置き、その上に 湯呑 を置きます。
※ 茶托にのせた湯呑、銘々皿にのせた干菓子 を、直接 畳の上に置きます。
※ お茶 も お菓子 も、出すときは必ず 両手で持って 出します。
お客様の手前に まずお盆を置き、 銘々皿・茶托・湯呑を 両手で持ち上げます。
持つときは、 「お客様から遠い方の手で持ち、もう片方の手を添える」ようにします。
※ 置く位置は、お客様から見て、お茶が右、お菓子が左です。
頂き方
- まず、向き合う相手方に挨拶をします。
「いただきます。」「ちょうだいします。」など。
- 先に干菓子をいただきます。
干菓子は懐紙の上で一口分を割ってから食べます。
慶事用の鶴や亀の干菓子など、最初から一口サイズのものはそのまま食べます。
なお、茶道の作法では先にお菓子を全て頂いてからお茶を飲みますが、結納の席では、そこまで厳密にする必要はありません。あくまでお茶とお菓子は「話をしてくつろぐためのお供」なので、お菓子を食べ、お茶をのみ、またお菓子を食べ・・・という具合で良いと思います。
- お茶をいただきます。まず、茶托ごと手前に引き、飲みやすい位置に移動します。
- 左手で茶托を持ち、湯呑の蓋を右手でつまみ、ふたの内側のしずくを茶碗の中に落とします。
- そのあと湯呑の蓋を裏返し、残ったしずくが垂れないようにしながら茶托の右下(茶托と畳の間)に差し込みます。
- 左手で茶托を押さえながら右手で湯呑を持ち上げ、次に左手を湯呑の下に添えながらお茶を飲みます。
- お茶を全て飲み終わったら、逆の手順で蓋を戻します。
- 口紅が湯呑についたら、指先でそっと拭い取ります。
- 干菓子を食べ残したら、懐紙に包んで持ち帰ります。懐紙が無い場合はハンカチ・ティッシュ等で包みます。
正式には懐紙の包み方の作法がありますが、くしゃくしゃと汚い包み方でなければどのような包み方でも大丈夫です。