その他:結納についてのご質問

結納  よくあるご質問


 仲人・両親や同席者について

  1.   結納に仲人を立てないときは、どうすればよいですか?


    pic_aisatu.jpg(21705 byte)   一般的な結納では、仲人無しで特に問題はありません。

      仲人がない場合は、ご両親と本人で結納を飾り、父親があいさつの口上を述べます。

      結納品の選び方についても、仲人を立てないから略式にしなければならないということはありません。
      気にせず、ご両親で満足のいく結納品をご用意いただけば結構です。

      なお、本来の伝統的な結納の手順では、新郎側は自宅から出ず、仲人夫妻が使者として新婦宅へ出向き、結納のあいさつをして受書をいただき、新郎側へ報告して終了します。
      このような伝統的な手順で行う場合は、仲人夫妻が必要になりますのでご注意ください。

      【具体的な結納の手順は「結納・結納返しの行い方」をご参照ください】
  2.   父親や母親が出席できない場合はどうしたらよいですか?


      結納は両親が主体で行うものですが、中にはどうしても父親や母親あるいは両親が出席できないこともあります。
      事情がある場合には、両家納得の上であれば臨機応変に考えて結構です

      父親不在ならば母親があいさつを行います。
      ご両親とも不在ならばご本人が挨拶をされれば結構です。
  3.   兄弟など親族を同席させたい場合はどうすれば良いですか?


      結納の挨拶はご両親とご本人(と仲人)だけで行ないます。

      兄弟や親族の顔合わせを行なう場合は、結納の挨拶が済んだ後、食事から同席します

      なお、どうしても結納の挨拶から同席する場合は、図のように本人よりも下席に座ります


      親族の服装については「当日の服装」ページをご参照下さい。
  4.   本人がどうしても出席できない場合、両親だけで結納を持参することはできますか?


      ご両親だけで結納を持参することは、何も問題ありません。

      結納は、両家の主として親同士が挨拶を行う儀式なので、本来は、本人が参加する必然性はありません。さらに昔は、男性家の主(父親)の代理人として仲人だけが女性宅に出向き、両親は家で仲人の帰りを待っているものでした。
      現在は、親が挨拶した方が気持ちが伝わって良いという考えや、両家の顔合わせを兼ねる意味もあり、両親と本人で持参するのが通常ですが、事情があれば、両親のみで結納を持参しても問題ありません。

 部屋の準備について

  1.   自宅に和室や床の間が無い場合はどうしたらよいですか?


      とくに問題はありません。以下のように対応すれば大丈夫です。
    kyakuma.gif(9916 byte) youma.gif(7474 byte) youma_table.gif(8484 byte)
    本来の飾り方@  床の間が無い和室
    または、洋間を和室風に使う場合
    A  洋間でテーブルを使う場合
    @  床の間の無い和室、または洋間を和室風に使う場合
      結納は部屋の正面に飾ります。
      「正面」の決まりはないので、結納を飾って見栄えの良い位置を「正面」と考えます。
      洋間の場合は、座布団を敷いて違和感が無ければ、和室と同様に行ないます。

      結納後の食事をする場合は、テーブルを出して洋間として使用するか、料亭などへ移動します。
    B  洋間でイスに座って行う場合
      洋間に十分な広さがあれば、結納を飾るテーブルを用意して、イスに腰掛けて行ないます。
      結納を飾って見栄えの良い位置を「正面」と考えてテーブルを配置します。
  2.   足が痛くて正座できない方がある場合は、どう対応したらよいですか?


      膝や脚の調子が悪く、和室 で正座ができない場合は、籐椅子を使うのがオススメです。
      籐椅子は和室で使っても違和感がありません。

      皆が正座で、一人だけ籐椅子に座っていても、両家の内輪で行うことなので、とくに問題はありません。

      足や膝が悪いわけではないが正座が苦手で足がしびれやすい方は、正座器を使うのも良い方法です。
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 結納品について

  1.   家族書・親族書って何ですか?



      「家族書」は、同居している家族の一覧表
      「親族書」は、両親の兄弟姉妹(と、別居している家族)の一覧表  です。

      「家族書」は、同居している家族だけを書きますので、本人の兄弟姉妹であっても、結婚して別居している場合は、家族書ではなく「親族書」 に書き入れます。
      結婚している親族については、夫や妻と連名で書きます。
      また、それぞれの親族の住所は、詳細な番地まで書かず、○○市や○○町まで書きます。

      両家で家族書や親族書を交換することは、「お互いの家族・親族について知っていただき、円満なおつきあいをしましょう」という意味があります。

      「家族書」「親族書」は、結納の際に必ず必要というわけではありません。
      男性側「女性側の親族や家族の構成を知っておきたい」と思うのでしたら、結納に家族書や親族書を添えて持参すれば、結納返しの際に女性側の家族書や親族書を頂けます。
      女性側「男性側の親族や家族の構成を知っておきたい」と思うのでしたら、あらかじめ男性側へ「結納の際に家族書・親族書」を下さい」と伝えれば、用意して頂けます(女性側の家族書・親族書は結納返しの際に用意します)。

      当店では、結納・結納返しをご注文のお客様に限り、家族書・親族書の作成を承ります。
      ご希望の方はお申し付けください。
  2.   受書(うけしょ)って何ですか?


      受書は、結納を受け取った領収証です。

      正式な受書は、結納の目録の内容を書き写して作成します。略式の受書は「目録の通り受け取りました」という意味の言葉が書いてあります。
    現在では正式な受書を用いる結納はかなり少なくなり、ほとんどが略式の受書を用います。

      もともと結納の儀式は、新郎側の使者として仲人夫妻だけで女性側へ出向きました。
      そして、仲人は、結納を渡した証明として受書を頂き、新郎側両親へ受書を渡して役目を果たしたことを報告しました。
      現在では、結納で仲人を立てることがほとんど無いため、受書の必然性は低くなっています。基本的に、男性側が受書を必要と思わなければ、省略しても問題はないでしょう。
      ただし、受書を用いる結納の作法が定着している地域ではできるだけ用意したほうがよく、特に、近畿地方、関西地方、九州地方では必ず用いるのでご用意ください。

      受書は、本来は女性側が用意するものですが、あらかじめ男性側で用意しておき、女性側へ「受書はこちらで用意しておきます」と伝える方法もあります。
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 結納が終わった後について

  1.   当日のあいさつが済んだ後、結納や結納返しはどうすればよいですか?


      結納・結納返しの品は、結婚式当日まで家に飾ります。
      結婚式が済むと、結納・結納返しは役目が終わります。

      部屋が広ければ、結納当日から結婚式まで飾り続けます。
      部屋が狭い場合は、結納が済んだら一度片付け、結婚式の1週間ほど前になったらもう一度飾ります。

      親戚などから結婚式当日より先に祝儀をいただいた場合は、その祝儀袋も一緒に飾ります。

      スルメやコンブなど食用の品は、結婚式まで飾らずに、早めに使います。
      線香や傘など、先祖や両親への土産品も、早めに開封して使って構いません。
      早めに使った結納品は、ついていた水引飾りだけを飾っておきます。
  2.   結納や結納飾りを処分するにはどうしたら良いですか?



      不用になった結納品を処分したい場合は、年末にお近くの神社等へ持って行き、燃やしていただきます。

      縁起物なので、お札やお守りを処分するのと同じ要領で行います。

      なお、結納品には、次のように、記念に保管するものや、飾り物実用品・食用品として使うものがあります。


    • 目  録  ・・・  記念に保管する。
    • 結納箱  ・・・  荷入れの際に、衣装箱として使う。
    • スルメ・コンブ  ・・・  食用
    •       ・・・  お札を縛るのに使います。家の守りや火の用など。
    • 高砂人形  ・・・  家に飾る
    • 水引飾り  ・・・  羽子板飾りに加工できる
    •       ・・・  お盆として使える場合あり

        結納品の処分について、詳しくは「使用後の結納品の扱い方」ページをご覧下さい。

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 その他、心配事・困りごと

  1.   遠方に結納を持って行く場合、便利な方法はありますか?


      ご遠方の場合は、宅配便で送るのが、大変便利です。

      当店ではネットでのご購入・店頭でのご購入、どちらの結納品につきましても宅配サービスに対応しております。

      結納金の金包はお手元にお渡ししますので、お金を入れて持参していただきます。
      他の大きな荷物は、丁寧に梱包して新婦宅やホテルなど、ご希望の住所へ配送いたします。
  2.   籍を入れてしまった後で、結納のあいさつはできますか?


      結納や挙式をせずに入籍だけで結婚した後、思い直して、結納のあいさつだけでもしたい、という方があります。

      入籍後に結納はできないのですが、あいさつをするのは、何もしないよりも良いことなので、相手方に了解していただければ、結納に似た形でのあいさつは可能です。
      行う場合は、大きな水引飾りはかえって違和感があるので、小さな飾りで、結納金と記念品をつけて3品程度にするのが良いと思います。
  3.   身内の不幸があった場合、結納を延期したほうがよいですか?


      身内にご不幸があった場合は、忌明けまで結納や結婚式を控えます。
      一般的には、四十九日(四十九日法要)を過ぎれば「忌明け」とされています。

      ただし、両家の都合もあるので、延期しにくい場合は、両家で了承していれば、「忌中」であっても結納や結婚式を行って構いません。

      なお、「喪中」 と 「忌中」 は全く別のもので、「喪中」に結納や結婚式を行うことに問題はありません。
      それぞれ、次のような意味があります。

    喪中(もちゅう)
      「喪中」とは、故人の冥福を祈って慎ましく生活を送る(喪に服する)期間で、現在では一周忌(死去一年後)までの一年間とするのが一般的です。
      「必要以上に大きく騒いだり喜んだりすることを避けましょう」という事なので、結納や結婚式など必要なお祝い事を行うのは大丈夫です。
      なお、「喪中はがき」は、「故人の冥福を祈って慎ましくすごす期間内なので、新年の華美な賀状は自粛いたします」という意味です。
    忌中(きちゅう)
      「忌中」とは、身内に不幸があったことによる「穢(けが)れ」の期間であり、仏教の「中陰供養(人は逝去後49日の間に次の新たな生を受ける)」との考えから、四十九日法要を終えるまでの期間とするのが一般的です。
      「忌中」の間は、一切の祝行事を慎むとともに、穢れを他所へ持ち込むことを避けるため、寺や神社などへの参拝や結納・結婚式など慶事への参加を自粛します。