ホテル・料亭の予約、食事代の負担について

食事の手配や、会食をする料亭・ホテル等の予約は、女性側で行ないます。
費用も女性側が負担します。
結納は、正式な婚約を「女性側にお願いする」挨拶なので、女性側に来て頂くのではなく、男性側が女性宅まで行って頭を下げるのが本来の形です。
そして、女性側では、自宅まで来て頂いた男性側に対して、「よく来て下さいました」という感謝の意味で食事をもてなすのが、本来の結納の食事です。
ホテルや料亭などを利用する場合も、本来は、
「自宅では食事のおもてなしが十分にできないので、料亭を予約しました」
「客間の準備ができないので、挨拶も外で受けさせて頂きます」
という 女性側の都合 になるので、女性側で予約し、女性側で費用を負担するのが正しいです。
同時返し の場合も、「男性側が結納を持ってきたときに、併せて結納返しも行なう」 という 女性側の都合 になるので、女性側で予約し、女性側で費用を負担します。
地域によっては、男性側が食事代を負担する風習もありますので、男性側から申し出があれば、女性側は「ありがとうございます」と素直に従って下さい。
なお、ホテルの「結納プラン」などを、男性側が予約した場合は、予約した側(男性側)で費用を負担した方が自然です。
また、あらかじめ話し合って費用を折半することに決めた場合は、両家の打ち合わせに従って下さい。
結納返し、 養子の結納 の場合 ( 男性側から女性側へ持っていく ) は、
立場が逆になります。
男性側で場所を予約し、費用を負担します。

お相手の家を見ることで、少しでもライフスタイルや生活環境が分かり、結婚後に円満な関係を築く助けになります。
また、結納の挨拶まで外で行なうと、終了後に結納を片付け、自宅まで持って帰る手間が余分にかかります。
レストランや料亭を予約するときは、メニューに「結納料理」と書かれていない店であっても、必ず「結納の食事で使います」と言って予約をして下さい。出来る範囲でおめでたい雰囲気にして頂けると思います。
なお、料理を予約するときに、結納引出物で用いる「赤飯」も一緒に注文しておくと便利です。
⇒ (結納引出物の準備 を参照)