結納・結納返し を受ける準備
通常の結納では 女性側、 養子の結納では 男性側 で準備することについて説明します。
目 次 | |
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1. | 慶事の掛け軸を飾る、床の間を飾る |
2. | 受書の準備 |
3. | お茶・お菓子、湯のみ・茶托・銘々皿の準備 |
4. | 結納引出物(手土産)の準備 |
5. | ホテル・料亭の予約、食事代の負担について |
6. | 結納返し の準備
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1. 慶事の掛け軸を飾る、床の間を飾る

結納は床の間の手前に飾ります
床の間には、慶事の掛軸をかけ、季節の花を生ける のが一般的です。
座布団は来客用のできるだけ上等のものを用意します。
座敷机は使いませんので片付けます。(お茶や食事は、茶托とお膳を使って、畳の上に出します)
客間に仏壇がある場合、仏壇の扉は、飾るのに邪魔にならなければ開けておいて構いません。

慶事の掛け軸は、結納当日だけ掛けるのではなく、結納の日取りが決まってから結婚式終了まで、掛け続けます。
(この期間は、家庭のお祝い期間となりますので、慶事の掛け軸で祝います)
慶事の掛け軸は左図のような図案です。
左側が 「松竹梅 高砂」(しょうちくばい たかさご)、
右側が 「鶴亀 松竹梅」(つるかめ しょうちくばい) です。
どちらの掛け軸でも構いませんが、左側の 「松竹梅高砂」 は夫婦和合と長寿を表わし、とくに婚礼時に縁起の良い掛け軸なので、できるだけ「松竹梅高砂」をおすすめします。
⇒ 詳しくはこちらをご覧下さい。「慶事の掛け軸を飾る、床の間を飾る」詳細ページ
⇒ 【その他、和室・洋室での 結納の飾り方・席次の詳細 はこちらを参照して下さい】
⇒ 【掛軸全般の扱い方、購入のコツ はこちらを参照して下さい】
2. 「受書(うけしょ)」 の準備

女性側(養子の結納の場合は男性側) で用意 し、結納の挨拶の際に、女性側父 より 男性側父 へ (養子の結納の場合は逆)手渡します。
「受書」は、本来、目録のある結納 に対して「目録の通り受け取りました」という意味で渡すので、目録のない略式結納 を頂くことが分かっている場合は省略して結構です。
あらかじめ結納を持参する側で用意して頂ける場合もありますので、二重に用意してしまわないよう、結納の日取りが決まったら、先に結納を受ける側から「受書は用意しておきます」と伝えておくと親切です。
結納を受ける側から「受書は用意しておきます」と伝えることは、「つつしんで結納を受け取ります」という意思表示になりますので、相手側に安心して結納の準備をして頂く助けにもなります。
結納を持参する側で用意して頂いた場合は、当日、先に「受書」を預かっておき、中に印鑑を押して、挨拶の際に手渡します。
(受け取った印として一筆書き加える意味があります)
結納を受ける側で受書を用意した場合は、印鑑を押す必要はありません
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3. お茶・お菓子、湯のみ・茶托・銘々皿 の準備

慶事なので、縁起の良いものを用います。
- お茶は、桜茶 または 梅昆布茶 を使います。
- 湯呑は 蓋付き湯呑 を用います。
- お菓子 は、干菓子(鶴・亀・松・竹・梅 など慶事の形のもの)を、使います。
- 湯飲みは 茶托にのせ、お菓子は銘々皿にのせてお出しします。
- 湯呑は、できるだけ上質で、梅・松・鶴 など慶事の絵柄が良いです。
- 銘々皿 と茶托 は 図案が揃ったのものを用います。
お茶と菓子を出すタイミング は、結納の挨拶が済んだ後 をおすすめします。
挨拶をする前 は、両家の父親は 口上 を暗記して 忘れないように集中している場合が多いので、相手側が到着したら、結納の挨拶終了まではできるだけスムーズに行なったほうが 気持ちが楽 です。
⇒ 詳しくはこちらをご覧下さい。「お茶・お菓子、湯のみ・茶托・銘々皿 の準備」詳細ページ
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4. 結納引出物(手土産)の準備

当日、帰る直前 に渡します。
結婚披露宴 の終了時に参加者に渡す 引出物 と同じ意味です。
通常よりも丁寧に御礼をする意味で、3品 または 5品 用意します。
エンジ色 か 紫色 の 無地 の 風呂敷 で、1組の結納引出物を ひとつに包んで 渡します。 「両家がひとつに包まれるように」という意味があります。

日を改めて結納返しを行なう場合は、結納返し当日、男性側から女性側への結納引出物を用意します。
⇒ 詳しくはこちらをご覧下さい。「結納引出物について」詳細ページ
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5. ホテル・料亭の予約、食事代の負担について

結納 の場合は、食事の手配や、会食場所の予約、支払いは、女性側で行ないます。
結納返しを日を改めて行なう場合や、養子の結納の場合は、男性側が場所を予約し、費用を負担します。
⇒ 詳しくはこちらをご覧下さい。
「ホテル・料亭の予約、食事代の負担について」詳細ページ
6. 結納返し の準備

- 【 同時返し の場合 】
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女性側は 結納返し を準備します。
本来、 結納返し は頂いた結納と 同等の大きさ、又は 少し小さ目 にします。
また、御先祖様や御両親などへの 記念品 を、結納よりも少し丁寧にします。
同時返しの場合は、頂く結納の大きさが分からないので、できるだけ小さい飾りを用意し、御先祖様または御両親への 記念品 を少なくとも1品 追加すると良いでしょう。
どの程度の結納返しが適切かは、結納店でお尋ね頂けば、両家の地域や、話す雰囲気などから、だいたい分かります。
⇒ お電話・メールにてお気軽にお尋ね下さい。(店舗紹介ページ)
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⇒ 同時返しの手順 については「同時返しの手順」をご覧下さい。
- 【 日を改めて行なう 場合 】
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女性側で、結納返しを持参する予定日の候補を3つほど決めておき、結納の食事の際に、男性側と打ち合わせます。
結納返しの品物の準備は、結納を頂いた後ではじめます。
⇒ 結納返しの日取り については「 結納・結納返しの日取りを決める」をご参照下さい。